tiistai 28. elokuuta 2012

ザリガニパーティ





フィンランドにはたくさんの湖があることで有名ですが、湖にはたくさんの生物がいて栄養に富み、ロブスターのような生物にとってはご馳走でいっぱいなのです。

フィンランドはまた、自然が厳しいことで有名でもあります。 夏は地元の人がwhite night 、いわゆる白夜と呼ぶ、夜まで陽が輝く現象が見られます。北部フィンランドでは太陽が6月の初旬から8月の初旬まで、二ヶ月以上も地平線の上に見られます。この時期に暗く長い冬に向けて太陽のエネルギーを貯めておくのです。文字通り、フィンランドの夏は一年で一番輝く季節なのです。

反対に冬は陽がさらに短く、一日で太陽が出るのは数時間です。
冬もまた、北部フィンランドでは二ヶ月も太陽を見ることができない時期があるのです!
暗い季節にはたくさん降る雪と月明かりが頼りなのです。

寒い季節にはあまりお楽しみがないと思うかもしれませんが、フィンランド人は秋の到来を楽しみにしているのです。なぜかと言うと、夏の終わりのパーティにはたくさん友人たちが集まり、楽しい時間が過ごせるからです。
こういったパーティは子供禁制、当日のベビーシッターの予約は何ヵ月も前に済ませます。 そして当日は食べて飲んで歌って、夏としばらくのお別れをします。
Rapujuhlatと呼ばれるこのパーティ、主役は赤い小さな生物、ザリガニです。

ザリガニパーティは7月21日から約三ヶ月、穀類の収穫時期に行われます。フィンランド産のザリガニは高価ですが、毎週末売り切れが続出します。しかし最近では、輸入ものも人気を集めており、スペインや中国では北欧式に調理したザリガニを冷凍にしてフィンランドへ輸出しています。

夏の終わりを惜しむこのイベントは、二種類の前菜とともに、たいてい午後に始まります。
日が沈む頃には、サーモンのパスタやサフラン風味のムール貝でお腹を満たし、ゆっくりとザリガニに専念できるのです。
様々な色のランタンやオイルランプを灯し、主催者がその年の初めの一匹を割り、パーティの始まりです。
パーティでの決まりは、ザリガニを割る毎に歌を歌うこと、そして、レモン風味のウォッカをいただくことです。

この三ヶ月間は各レストランでもザリガニが供され、国のフラッグキャリア、フィンエアーのニューヨーク行きビジネスクラスでもザリガニが出されます。
しかし伝統的に、このイベントは戸外で行われることになっているので、どんな小さなアパートのバルコニーでも、庭でも、夏専用の別荘の桟橋でも!ザリガニを楽しむフィンランド人を見ることができるでしょう。

まるで時間が止まったかのようにパーティを楽しみ、時には秋の最初の一日、つまり次の日の朝まで、夏の終わりを精一杯惜しむのです。

〈ザリガニパーティメニュー〉
スモークサーモンのパスタ
サフラン風味のムール貝
トーストとアイオリ、レモンマヨネーズとディル
ストロベリーダイキリ
辛口の白ワイン
ライム風味のウォッカ


その夏に採れたいちごで作ったストロベリーダイキリはウェルカムドリンクとして最適です。
いちごの色もパーティのテーマによく合うでしょう。
スモークサーモンとドライトマトのパスタは、そのあとの食事をさらに豊かにする味で、 サフラン風味のムール貝は、一年間固い殻を割っていない指にはよい練習になります。

ザリガニはトーストした白パンに乗せ、お好みでガーリック風味やレモン風味のマヨネーズをつけ、最後にディルをぱらりとかけていただきます。

デザートのオーブンアイスクリームは、その姿を見れば、まず何が口に入るかわかるでしょう。
雪のかたまりのような焼いたメレンゲの中には、スポンジケーキ、バニラアイスクリーム、新鮮ないちごで満たされています。


Ei kommentteja:

Lähetä kommentti

Did this touch your curiosity? Would you like to hear more? Please let me know and leave a comment!